2017年 03月 11日
PeoのZERO POINT SHAFT(フロント)
今年の冬はリアの駆動系を散々弄ってきた訳ですが、テストライドの度に精度の高いパーツの効果が気持ち良くて更なる改善に手を出してしまいました。それが、空冷ボンネシリーズではかなり評判の良いPeoさんのゼロポイントシャフトです!取り付けにはデカいトルクスが必要なので、アクスルシャフトと一緒に購入しました。
ボンネオーナーのブログを拝見すると、取り回しの改善は感じられないけど、コーナーで圧倒的に曲がりやすくなると言うインプレが多いようです。一方、ボンネオーナー以外のクロモリアクスルシャフトのインプレを見ると、概ね良い印象のようですが、中には特に純正と変わらないと言う意見もあるようです。
純正と変わらないと言う意見の方は、なんでも純正の合金とクロモリではクロモリの方が重く、また、なんでもヤング率とか言う(俺の理解では)しなり具合は同じなので、良くなるはずがないと言う意見のようです。
一方、俺が注目したのは、ボンネの純正アクスルシャフトの精度を検証された方(確か jigen3 と言う方)のブログで、この純正品がベアリングの要求精度に対して、かなり低品質なブリティッシュクオリティ(笑)らしいのです。その点、このゼロポイントシャフトは、開封して一目で精度の高い作りが感じられます。更に重量を比べてみると、肉抜きのおかげか純正よりも軽い事も分かりました!
ゼロポイントが304.5グラム。
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純正は358.5グラムでした。まぁ、50グラム軽くても俺には体感できないですけどwww
で、早速交換してみましたが、取り付ける時に精度の高さと言うか、ガタの少なさがハッキリと分かります。こう言う時、人間の触覚ってスゴイなぁと思います。ロケットなんかのパーツを作るヘラ絞りの職人さんなんて、1000分の1ミリの違いを手で感じ取れるらしいですからね!
なお、アクスルシャフトを締め付けた後、ピンチボルトを締める前にフロントフォークの平行出しをします。僕はオザワR&D流にフロントブレーキを握らずにフォークを上下させ、サイドスタンドにかけずに車体を直立させたままピンチボルトを規定トルクで締め付けます。
試乗しようとバイクを起こしてみると、取り回しの軽さが本当に感じられます!思うに、あのガタの少なさのおかげで、入力に対して無駄なく力が伝わると言う事なのかなと思います。これは他のボンネオーナーとは違う印象です・・・もしかしたら、フロント19インチのボンネT-100に対して、18インチのスラクストンの方がフロント加重が多いので、よりガタの有無を感じやすいのかもしれません。少なくとも、他の人たちより俺の方が敏感だとは思えないので(笑)
そして走り出すと、取り回しと同じような入力に対しての反応の速さは感じますが、今回はリアのアライメントも完全に合わせたり、ニュータイヤになっていたりとプラス面が多すぎて、一連のメンテ前と比べると別物って位に良くなっているんだけど、クロモリシャフト単体の良さが分かりづらい・・・まぁ、今日は車が多く、ほとんどの曲がり角で車が前にいたので、思うように走れていないと言う事もあるかもしれませんが。
でも、やっぱり低速での反応の良さは感じられますね!速度が上がる程、慣性も大きくなるし、なかなか微妙な違いと言うのは感じづらくなるのかもしれませんが、次の週末はサーキットに行く予定なので、そこで改めて変化を感じてみたいと思います!
取り敢えず、ファーストインプレッションでしたー。
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