2020年9月

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旧型ゴールドウイングはフロントフォークの剛性が低いのが弱点と言われていますが社外品のフロントサスが出ていません。
ゼロポイントシャフトを入れることによって、それを少しでも改善出来たらと期待して購入してみたのですが、期待通りの効果は出たようです。

体感出来たメリットは主に3点です。
1、急制動でしっかり止まる
2、コーナーのラインが綺麗に決まる
3、高速で振動が少なくなって気持ちよく加速する

ブレーキングが改善するのはフロントフォークのヨレが少なくなってしっかりタイヤが地面に押しつけられるようになったからでしょう。
今までは若干よれて力が逃げていたようです。

ゴールドウイングはどうもふらふらしてコーナーのラインがビシッと決まらなのですが大きなカウルで風の影響かと思ってアルミテープを貼って除電をしてそれはそれで効果があったのですが、これも根本的に弱いフロント剛性によりフォークがよれてセンターがしっかり出ていないためのようです。
ゼロポイントに換えたらラインが綺麗に決まる様になりました。

また、昨日高速で煽られて120キロぐらいまで一気に加速をする機会があったのですが飛ばしてみて驚きました。ものすごく上質な加速フィールでブレがありません。考えてみると回転体は高速で回せば回すほどブレが大きくなりますから、
真円度は高速走行になる程影響するはずです。PEOさんのホームページになぜマン島レースの写真が出ているのか、加速してみてその理由がわかりました。マン島レースの様な超高速の連続走行ですと、ゼロポイントシャフトに換えるメリットは大きいかと思います。

今回はフロントの剛性が低いゴールドウイングでゼロポイントシャフトを試してみて良い結果を得ましたが、次はフロントをオーリンズに換装した剛性バッチリのR nine Tでどう変わるのかテストします。
既に十分以上の剛性があるので、ゼロポイントに換えても効果があまり感じられないのではないか?
それとも高性能なフロントサスに高性能なアクスルシャフトを組み込むとさらに素晴らしい走行フィーリングを感じられるのか?
結果が楽しみです。